|
冬至を過ぎたといっても目が覚める時間は まだまだ静かに朝を待つ時間。 やがてこっくりとしたオレンジ色の光が生まれて そしてそれを追いかけるように きれいな水色の空が広がっていく。 元来の意味とはかけ離れたイベントとして迎える日本のクリスマスも好き。 年末の楽しみのひとつとしておいしいものを食べるのだって楽しいし 今年は誰と予定が合わせられるかな、といろんな人の笑顔を思い浮かべるのもいい。 暫く会っていない人のことをふと思い出したりすることもあるし キャンドルの向こう側でにっこりと微笑む家族に 小さくありがとうと思うささやかな時間もいいものだ。 それに子供がサンタクロースからのプレゼントを見つけたときの あの興奮した声と瞳と体中から溢れ出す「うれしい!」という感じが 親としてはなんともしあわせな風景として心に映る。 こんな風に一年の終わりを迎えられたことに感謝するクリスマスの朝。 午前中にいろいろとやるべきことを終えて あたたかいチャイとともに よしもとばななさんの「人生の旅をゆく 2」を開いた。 最初の章の扉にあったことば。 雨には雨の幸せがあり、 寒くても空気が澄んでいるのを味わい、 寝不足なら寝るのを楽しみにしよう。 その場の楽しいこと、 美しいことをじっと数えよう。 心にすーっと染込んでゆく。 そんな毎日をこれからも大切にしよう。
by midori0524
| 2012-12-25 12:38
| 暮らし
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ファン申請 |
||