今日は母の日。

娘とふたりで一日お出かけをしてきたのだけれど
帰り道にいつものお花屋さんで
母の日のお花を娘が選んでくれた。


　　ママが好きなお花でお部屋にも合いそうなのを選ぶね。


小さなお花屋さんの中で
小さな娘がそれはそれは真剣に
じっくりゆっくりと私が一番喜びそうな
お花を選ぶ姿にきゅんとなる。





悩んで悩んで最後に彼女が選んだのはビバーナム。

小振りなあじさいみたいなかわいらしい姿のビナーバムは
黄緑色から白へとその色を変えてゆく。

お店には、黄緑色のものと白のものが両方あったので
彼女の手に握りしめられていた千円札で
ちょうど一本ずつ買えるよ、と
お店のお姉さんに教えてもらって
うれしそうに、それにしてください、って言っていた。




大事そうにお花を抱えて家に帰ると
お手紙を書くから待っていてね、と言って
娘は急いでお手紙を書いて
きちんと花束に添えてから

　　ママ、いつもありがとう。

と少しあらたまった顔で渡してくれたので

　　ママの子供がゆあでよかったと思っているよ。
　　ありがとう。

と答えたら、ぐっと胸の奥が熱くなってしまった。
そう、本当にそうなんだよ。






かわいくデコレーションされた手紙の中には
まっすぐな彼女の言葉がたくさん並んでいて
うれしさと、なんだか申し訳ない気持ちでいっぱいになる。

彼女のことを大切に思う反面
まだまだ自分の未熟さを日々感じるし
そんなにいいママじゃないよ、って思ってしまう。

でも、子供にとってはどんなママでも大好きで
ママに愛されたいと思っているし
それが満たされているかどうかが
この先、その子が自分と誰かを
きちんと愛せるかどうかに繋がってゆくのだから
子供に負けないように自分も成長しようと改めて思う。






花言葉＊私を見て

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