日々の暮らしの覚え書き。
by midori0524
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涙をながす
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今日から4月。

娘は4歳児クラスになり
いくつかの変化を迎えた。

ひとつ上のお姉さんのクラスの教室が自分たちのクラスになり
下駄箱の場所も変わって
自分のマーク(下駄箱とかに貼られるシール)も
ラクダさんからチューリップのお花になった。

こういった変化は少し前から分かっていて
ちょっと楽しみだったこと。


もうひとつの大きな変化は
一年間お世話になった先生が
この4月から他の園へと異動になったこと。

異動のことが発表になった金曜日。

娘に

   ●●先生、他の保育園に行っちゃうんだって?
   

と声をかけると

   知ってるよ。
   違うバスに乗って新しい保育園に行くんだよ。
   先生、言ってたもん。

となんだか楽しそうに答えた娘。



   さみしいね。

との私の声は彼女の耳に届かなかったのか
ぱーっと門に向かって走って行ってしまった。





夜、お風呂に入っている時のこと。


昼間の娘の様子が少し気になっていた。

心の中に膨らんでいるものを
そのままにしておいていいのだろうか。


   先生いなくなっちゃうの寂しいね。
   ゆあは、寂しくないの?


パシャンッ!

娘は水風船がはじけたように
わっと泣きはじめた。

わんわんと大きな声と共に
沢山の涙を流し続けた。

悲しい悲しいと体中で叫び続ける
娘をぎゅっと抱きしめる。

湯船の中でゆらゆらと
ひとつになるまで抱きしめる。


涙の止まらない娘にゆっくりと言葉をかける。


   こういう涙は流してもいいんだよ。

   先生がいなくなるのは寂しいよね。

   寂しいって思うのは先生のことが大好きだったからだし
   寂しいって思うのはやさしい気持ちと同じなんだよ。

   だから、こういうときは我慢しなくていいの。

   寂しい、って言っていいんだよ。

   悲しくて、泣きたくなったら泣いてもいいんだよ。

   ぎゅっと我慢していると
   ゆあの心の中に涙がたまってしまうからね。




お風呂から出てからもしばらく泣いていた娘。

   涙でカラダのお水が出て行っちゃったから
   りんごジュース飲もう。
   ママと一緒に飲もう。

の言葉ににっこりと小さな笑顔が戻る。

そして、すっきりとした瞳で
ほんの少しだけどこか遠くを見つめた。


   ママ、まだ少しだけカラダの中に涙があるよ。






寂しいという言葉も感情も、娘は知っている。

でも、今まで経験のしたことのない寂しさや悲しみが
ぎゅっと胸の真ん中の奥深くに湧いてきたとき

それが自分の知っている「寂しい」と
同じものだということが
分からないこともあるのかもしれない。

ぼんやりとしたそれは
なにか悪いもののようで
誰かに見せないように
自分も見ないように
と思っていたのかもしれない。


時には親がその膨らんだ気持ちに
小さな針を刺して
パシャンッと割ってあげることも

その気持ちを言葉にして
流してあげることも
必要なのだと思う。


それと同時にこれからもっと
大きくなっていった時のことを思う。

手を差し伸べるよりも
ただただ見守るということが
親のすべきことになってくるのだろう。

それはとても難しいだろう。

でも、ベースに流れる想いは同じはず。
そして、その想いはなくさないように。
by midori0524 | 2009-04-01 23:27 | 子供 | Trackback | Comments(0)
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