日々の暮らしの覚え書き。
by midori0524
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最後にもう一度
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一歳半くらいの時に買った娘の三輪車。

最初の自転車がやってきた2歳の終わりまで
キーコキーコとよく乗っていた。

ペダルを漕ぐ度に
肩までもが
よいしょよいしょと揺れる姿は
一・生・懸・命、という文字がぴったりで
眺めているだけで微笑んでしまうような風景。


自転車が来てからも
たまには乗っていたけれど
だんだんとその回数は少なくなり
ここ一年くらいは
玄関にぽつんと置かれているだけに。


でも、毎朝出かけるときに
娘は三輪車にすっと手を伸ばして
ちりんちりんとベルを2回鳴らす。

バイバイの代わりに。

すると、三輪車は少しうれしそうにはにかむのだ。

覚えていてくれてありがとう。
いってらっしゃい、って。






その三輪車。

友人の1歳のちびっ子にもらってもらうことにした。




前の日の夜に娘と一緒に三輪車を洗う。

石けんをつけて
靴を洗うブラシでごしごしごし。

汚れがきれいに流れ落ちてゆく。

水気を拭き取って最後の仕上げ。



  ママ、あとでちょっとだけ乗ってもいい?
  最後だから。
  いいでしょう?


少し恥ずかしそうに私の顔を見上げる娘に
なんだか胸の奥が小さくうずく。


  もちろん!




5歳になった娘には三輪車はもう小さい。


  足がぶつかっちゃうね。
  
娘はそう言って笑いながら
ちりんちりんとベルを鳴らした。



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小さな娘のお別れ。
もっともっと小さな自分との。


バイバイ。



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by midori0524 | 2009-12-01 02:18 | 子供 | Trackback
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