日々の暮らしの覚え書き。
by midori0524
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30
メモ*ストローク
e0140171_22173088.jpg


毎日交わす言葉、差し伸べる手、向ける表情、込める想い。
全てが子供に対するプレゼントだと思う。


子供って真っ白、というか空っぽというか
なにも出来ないし、何も知らない状態で生まれてくる。

当たり前のことなのだけれど
それを実際にやってきた
自分の子供として向き合ったとき
ひどく不思議な気持ちになったことを思い出す。


でも、本当になにも出来ないのかというと
とてつもなく出来ることがあって
それは全てを感じて、全てを吸収してゆくということ。

ゼロの状態だったいろんなことが
毎日毎日変わってゆく。

特にココロの成長は
環境、特に、親が日々与えたものを吸い込んで
出来上がるということは間違いがない。



だから、出来るだけきれいなものを贈りたいと思う。

そして、きれいなものを贈ることのできる人になってもらいたいと思う。






毎日交わす言葉、差し伸べる手、向ける表情、込める想い。

それを心理学的には「ストローク」という。

人間が、心身ともに成長するためには
食べ物と同じように欠くことのできない
愛撫、接触、音などの生物学的刺激のことで
つまり、肌のふれあい、心のふれあい。

これは、子供だけではなく大人になっても
人間は一生、このふれあいを求めて生きて行く。

もちろん、肌を通してのふれあいから
言葉や動作による愛情表現へと変化しながら。

人が社会生活を営む基本的な動機は
ストロークを与えたり、受け取ったりするため。

ただし、子供の頃に親を中心にした養育者から
どんなストロークをもらったかによって
他者に対するストロークの与え方や受け方が決まってゆく。

つまり、人生の態度そのものに
大きな影響を与えることになるのだという。


他の人に対して、もしくは、自分自身に対して
まっすぐなストロークを与えることができない場面に出会う度に
ふと、その中に、その人の中にある
幼い頃から積み重ねられたストロークを思う。

本当に求めているふれあいはなんですか。





ストロークにはいくつかの種類がある。

まずは、陽性のストローク。


肌のふれあいや、肯定的な評価、認めることなど
人にとっての快適なストロークを陽性のストロークという。

沢山抱っこをしてあげて
手をつないで
不安なときには背中をなでてあげる。

おはよう。
よく出来たね。
上手だね。
ありがとう。
大好きよ。

こういうふれいあいという愛情を十分に受けて育った子供は
他の人からの賞賛や承認を素直に受け入れることができるし
自分以外の人や属する集団に与えられる賞賛も
自分の喜びと同じように受け入れることができる。

自分の存在に意味を感じることができる。


さらに、陽性のストロークにも2種類あって
ひとつが、陽性の無条件のストローク。

これは、あなたが大事よ、とか、あなたはすばらしい、とか
その人の行動よりもその人格に対して与えられる
ひもつきでないストロークのこと。

これが、過剰なお世辞ではなく、適切で純粋なものであれば
もっともその人の成長につながるもの。

つまり、無条件の愛。


もうひとつは、陽性の条件つきのストローク。

これは、●●をするから好きよ、とかなにかこちらの利益になることを
含んだり、期待するような場合。

子供のしつけの場面で使われがちな言葉だけれど
いつまでも、こればかり与え続けられていると
徐々にいいことをするのを嫌うようになり
ついには怒りを含んだ反応をするようになるという。

この陽性の条件付きのストロークの中には
●●をしなかったら(出来なかったら)嫌いよ
という陰性のストロークが隠れているからだろう。

私自身ではなく、●●することが大事なのではないだろうか
●●でない自分は価値がないのではないだろうか
●●出来なかったら愛されないのではないだろうか。

そういう想いの中、自分の気持ちや欲求を
抑えるようになるのかもしれない。








そして、陰性のストローク。

叩いたり
つねったり
返事をしなかったり
無視したり
睨みつけたり
責めたり


これは「あなたはだめだ」というメッセージを送るもので
相手を不愉快な気持ちにさせ自信を失わせてゆく。





陰性のストロークを与えてしまう人は
自分自身が陽性のストロークを十分に得られておらず
相手を怒らせたり、心配させたり、あるいは困らせたりしながら
注目や愛情を得ようとする。

陰性のストロークはやがて
対人関係において、
相手の価値を認めなかったり、批判をするなど、
言動と行動の両方の面から
他人を”値引き”する行為と深く繋がっていく。

本当は他人の価値を下げているのではなく
自分自身の価値を下げてしまう行為なのに。

こういった自己破壊的な言動の奥底には
全く注目されないよりは
相手の陰性のストロークを挑発するほうが
まだましだ、という気持ちがある。

愛情の反対は無関心だという。
無関心ほど人の心をおびえさせるものはないのかもしれない。


このストロークの話は先日の自己受容の話とリンクする。
http://aquagray.exblog.jp/10590973




自分の身の回りのストローク。
ちょっと冷静に見てみることも時には大事かもしれない。

子供のストローク。
私のストローク。
あなたのストローク。
by midori0524 | 2009-07-31 00:26 | 子供 | Trackback
トラックバックURL : http://aquagray.exblog.jp/tb/10740713
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
<< 冬景色 にっしょく >>