日々の暮らしの覚え書き。
by midori0524
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リズムを整える
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ゆっくりなペースで「1Q84」を読み終えました。

長い物語を読んだあとは詩集を手にしたくなる。

新しいことばではなく
なんども心に響かせたものを。

見知らぬ世界にどっぷりと浸ったココロを
慣れ親しんだ心地よいリズムとともに
現実の世界に引き戻すかのように。


  私と小鳥と鈴と


  私が両手をひろげても、
  お空はちっとも飛べないが、
  飛べる小鳥は私のように、
  地面を速くは走れない。

  私がからだをゆすっても、
  きれいな音はでないけど、
  あの鳴る鈴は私のように、
  たくさんな唄は知らないよ。

  鈴と、小鳥と、それから私、
  みんなちがって、みんないい。




  お日さん、雨さん


  ほこりのついた
  芝草を
  雨さん洗って
  くれました。

  洗ってぬれた
  芝草を
  お日さんほして
  くれました。

  こうして私が
  ねころんで
  空をみるのに
  よいように。


  
金子みすゞさん。

感性や心の豊かさをなによりも大事にした彼女が
大事な娘を別れた旦那様へ引き渡す前の日に
26歳という若さで命を絶った。


  あなたがふうちゃんを連れて行きたければ
  つれて行ってもいいでしょう。
  ただ私はふうちゃんを、心の豊かな子に育てたいのです。
  だから、母が私を育ててくれたように
  ふうちゃんを、母に育ててほしいのです。
  どうしても、というのなら、
  それはしかたないけれど、
  あなたがふうちゃんに与えられるのはお金であって、
  心の糧ではありません。


夫への遺書に込められた彼女の想い。

読む度にぎゅっと切なくなる。

でも、同時に、彼女の詩に流れるやさしさが
とくとくと流れ出す源に触れる気もするのです。



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さて、今日のバッグにはこちらの本を。


帰りに本屋さんにも立ち寄ろう。

最近読んだおすすめの本。
あったら教えてください。
by midori0524 | 2009-06-18 06:52 | 本&映画&アート | Trackback | Comments(5)
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Commented by コビトカバ at 2009-06-19 14:35 x
子供を思う気持ちは計り知れないのはわかるけれど。
やはり、どんな理由であれ死を選ぶのは・・。

私のお勧めは「きりこについて」です。
小説だけれど、出来ればお母さんがお子さんに読んでほしい一冊ですね。大事なところにふと入り込んでくれると思います。人としてしていいこといけないことが。
Commented by rei-1127 at 2009-06-19 20:40
こんばんは。
以前コメントさせていただいた者です。
いつも楽しく読ませていただいています♪

みすゞさん、わたしも大好きです。
詩はいいですよね。
心にすーっと染み入ります。

まどさんの『くまさん』という詩もお気に入りです。

最近読んだ本、、ではないですが、
工藤直子さんの『ともだちは海のにおい』や
『のはらうた』も大好きです。
Commented by midori0524 at 2009-06-19 22:21
コビトカバさん

そうですね。
でも、あの時代背景を考えると
母親の手元に子供を置くことも難しく
かといって、ひどい父親に手渡さなくてはいけないのなら
命をかけてでも、それを拒絶したい、というのも
わからなくもないな、、、とも思いました。
ましてや彼女のような感性の方ならなおさらに。
きりこについて。
西 加奈子さんですね。
彼女の作品は結構読んでいるのですが
これはまだ読んでいませんでした。
手にしてみますね。


rei-1127さん

こんばんは。
詩はリズムがまず心地よいですよね。
そして、シンプルなことばたちの中にある
感性や想いの豊かさにはっとします。
子供向けの本はあまり読みませんが
たまに手に取るといいですね。
おすすめの本も見てみます。
ありがとうございます。

Commented by マーサ at 2009-06-20 00:57 x
こんばんは。
金子みすゞさん、詩は知っているけども、そんな悲しい過去があったなんて
初めて知りました。
彼女の夫へ宛てた遺書は悲しい内容ではあるけども、それと同時に
娘を深く思う母親としての愛情にとても溢れてる感じがしました。

私は、普段あまり小説は読まず、ノンフィクションばかり読んでしまうのですが、
以前大好きな町田康さんがオススメしてた石牟礼道子さんの「あやとりの記」という本は大好きで、
なんだか心が渇いてる?と感じた時によく読みます。
心優しい人々や目に見えない存在が出てくるお話なので、ファンタジーと言うか大人の童話みたいな感じです。

金子みすゞさんの詩集、持ってないのですが、また違う感じで読めそうです!
明日にでも!! 笑


Commented by midori0524 at 2009-06-22 00:23
マーサさん

こんばんは。
そうなんです。
いまと時代背景も違いますから
母親が子供をひきとることは
難しかったのかもしれないですね。
「あやとりの記」読んでみたい!
探してみますね。
ありがとうございます。
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